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September 01, 2010

H22年春期 過去問の見直し必要な問

問1~10 (9/1)

問4
REP(Request For Proposal)は、システムの調達に際して、B社から技術的要件やサービスレベル定義などを提示し、ベンダに対して、指定された期限内で効果的な実現策の提案を依頼する文書です。

  • NDAは秘密保持契約のことです。
  • RFIは情報提供依頼書です。
  • SLAはサービス品質保証制度です。

問6
企業の売上高、固定費及び変動費がわかっているとき、損益分岐点比率、損益分岐点売上高及び変動比率は、それぞれの式で求めることができる。これらの式から言える適切な記述はどれか。

 損益分岐点比率 = 損益分岐点売上高 ÷ 売上高
 損益分岐点売上高 = 固定費 ÷ (1 - 変動比率)
 変動比率 = 変動費 ÷ 売上高

Ans:損益分岐点比率が低いほど、売上高に対する利益は多くなる。

問8
経営戦略が策定され、その戦略の一つに”営業部門の組織力強化”が掲げられた。この戦略を実現するための情報システムとして、適切なものはどれか。

Ans:
SFA
(Sales Force Automation)は、営業活動にモバイル技術やインターネット技術といったITを活用して、営業の質と効率を高め売上や利益の増加につなげようとする仕組みまたはそのシステムのことを言います。

ITで営業をサポート・強化ときたらSFAだというように覚えておきましょう。

問9
”モノ”の流れに着目して企業の活動を購買、製造、出荷物流、販売などの主活動と、人事管理、技術開発などの支援活動に分けることによって、企業が提供する製品やサービスの付加価値が事業活動のどの部分で生みだされているかを分析する考え方はどれか。

コアコンピタンス バリューチェーン
プロダクトポートフォリオ プロダクトライフサイクル

Ans:イ

バリューチェーンは、企業の事業活動を機能ごとに主活動と支援活動に分け、企業が顧客に提供する製品やサービスの利益は、どの活動で生み出されているのか分析する手法です。

ア:長年の企業活動により蓄積された他社と差別化できる企業独自の
  ノウハウや技術のことです。

ウ:製品の市場における位置付けを分析して資源配分を検討する手法です。

エ:製品を市場に投入してから販売活動によって普及、成熟しやがて落ち込んで
  その寿命が終わるまでの過程を表します。

問10

親会社が、子会社を含めた企業集団の決算日における資産と負債、純資産を対比して示すことによって、企業集団の財政状態を表す連結財務諸表はどれか。

連結株主資本等変動計算書 連結キャッシュフロー計算書
連結損益計算書 連結貸借対照表

Ans:エ
連結財務諸表とは、大企業が決算書を作成するときに、株式を保有する子会社や関連会社などのグループ会社の業績を足し合わせて作成する財務諸表です。この 時に単純に足し合わせるだけでなくグループ内での取引や掛取引を相殺して純粋なグループ全体の業績があらわれるように処理をします。

この中でも資産と負債、純資産を対比して示して、その時の企業の財務状態を表わすのが貸借対照表です。

ア:株主資本等変動計算書は、貸借対照表のうち純資産の部がどのように変動したのかを表す財務諸表です。

イ:キャッシュフロー計算書は一会計期間のおける、現金の流入額を企業活動別に計算した財務諸表です。

ウ:一会計期間の収入と費用・利益の関係を表わす財務諸表です。

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